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新規就農の検討に必要な情報

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新規に就農するのは未経験の人にとってハードルが高いと思います。就農フェアなどで入手した情報を元に、新規就農するために検討しなければならないことをまとめました。

 

就農の形を決める

農業を仕事にする時に、独立農家になる形と農業法人に勤める形があります。

農業法人は企業が農作物を作って販売までするということです。農業がしたい時には、そういったところに勤めるという手段もあります。仕事内容としては農作物を作る作業であったり、野菜を作る設備の保全経理的な仕事、営業まで農作物を作って利益を上げる中で必要な仕事に携わることができます。農業法人のメリットは安定です。企業勤めのため毎月安定した収入を得ることができます。また将来独立を考えた場合にも収入を得ながらノウハウを得ることができます。

独立農家はその名の通り、自ら農作物を作り販売して利益を得る形態です。独立農家のメリットとしては自分の意思で全てを決定できることです。自分の考えで販路や農作物のブランド化といった工夫をしていきたい人、人に縛られる生き方をしたくない人には向いていると思います。

 

作りたい作物を決める

新規就農をするに辺り、どの作物を作るかといったことは非常に重要なファクターです。米や野菜、果物、生花、ハーブなどがあります。自分が好きな作物を作ることと同じくらい重要なのがその作物生産で自分が生活していけるのかです。大まかには次のことを考える必要があります。

 

新規就農検討のために必要な情報

・単位面積あたりの生産量

・作物を育てる難易度

・その作物を生産するに当たっての作業量

・1年のスケジュール

・種植えから収穫までにかかる期間

・必要な農地面積、設備、初期投資費用

・適する地域

・農作物の需要供給バランス

 

調べていて分かったのは、やはり農家は収入面での不安が大きいということです。売り上げベースで考えるとそれなりの額に見えても、減価償却や農薬等の経費で約40%程度が差し引かれます。500万円の年間売り上げがあったとしても経費が200万円、差し引き収入は300万円となります。

そういったことから、いかに収入を安定させるか=どの農作物を生産するかが重要となります。農作物によって収入は大きく変わります。

 

 

地域を決める

作物は地域環境からの影響を大きく受けます。栃木でイチゴがよく生産されているのはその環境がイチゴに適しているからです。自分の作りたい作物にあった環境地域の検討が必要です。また、もう一点重要なのが販売の形態です。基本的には農作物はJAに卸す形になりますが、その作物を取り扱っている必要があります。また、その作物の生産者が集まって情報交換を行い部会といったものがあります。新規就農の場合、先輩からの情報入手は非常に重要なため、そういった部会がある地域を選ぶことが大事です。基本的には自分の作りたい作物の、産地は既にその辺りの仕組みがあるため、やりやすいと思います。

 

資金と設備と農地の準備

資金は主に、設備の調達資金、1年目の生活費になります。農作物の育て方は大分して施設栽培と露地栽培があります。施設栽培はビニールハウスですね。露地栽培は畑にそのまま植える形です。露地栽培は初期投資が少額で住みますが環境影響を受けやすく生産量が不安定になります。一方、施設栽培は初期投資が高額となりますが、生産量は安定します。そういったことからどういった栽培形態を取るのかの検討が必要になります。また、農作物を種植えしてから収穫まで1年程度がかかるとすると1年目は収入がなく、支出のみになります。そのため1年目の生活費の準備が必要です。

近頃は地方での人口減少や耕作地の跡継ぎ不足が顕著で地方自治体は補助金での助成に積極的です。月に10万円程度の補助金助成がある団体もあり、そういった制度利用を検討すると良いでしょう。

また農地確保は非常に大きな課題です。農地は地主さんが持っており、地方では契約書もなく口約束契約になる場合もあります。そこで重要なのが地主さんとの信頼関係です。どこの馬の骨とも分からないものが地主さんから信頼を得ることは難しく、まずは地域に溶け込むことが重要です。また地方自治体の支援がある場合は仲介に入ってくれることもあるので、こういった地方自治体の支援を受けることは新規就農の場合必要不可欠でしょう。

 

知識の習得

最後になりましたが、やはり一番大事なのは農作物を育てる知識経験です。おいしくかつ高生産性で農作物を育てるのには知識経験が必要不可欠です。私も家庭菜園でトマトを育てていますが、病気になりやすく肥料や水やり等、農作物を観察しながらの調整は一長一短ではないなと感じています。地方自治体での研修や農業学校があります。就農の準備段階でこういった制度を利用しての知識習得は必須と思います。

 

まとめ

現在就農者の平均年齢は66歳と非常に高齢化です。地方自治体はこれからの担い手確保に真剣です。ただ新規就農はハードルも高くリスクもあります。特に収入の安定を確保することは非常に重要であるため、就農のための事前検討は非常に重要になってきます。